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照正「まぁこんなところだ。・・・おっと、そろそろ時間か。」
病室にかけられた時計を見た照正は立ち上がり、パイプ椅子を折りたたんで元あった場所に戻した。
煌斗「何か用事?」
照正「ああ、これから統主会議だ。今回の襲撃についてのな。」
煌斗「もうあるんだ。まだ1日しか経ってないのに早いな。」
照正「は・・・?」
出入口に向かって歩き出そうとしていた照正は足を止めた。
振り返って驚いたように煌斗を見る。
照正「聞いてないのか?」
煌斗「・・・何を?」
照正「今日はあれから3日目なんだが・・・。」
・・・・・・・・・。
煌斗「3日ぁ!?しかも夕方だし!俺は丸3日も寝てたのか!?」
照正「四捨五入してな。」
煌斗「そんな計算いらん!」
3日も目を覚まさなければ確かに美鈴はああなるだろう。
ということは真帆もああなるということが確定したわけだ、うん。
もしかしたら他の人達も・・・ブルッ。
照正「じゃあ行ってくる。・・・そうそう、精霊と話したいなら頭の中で呼びかけてみろ。」
煌斗「え・・・ああ。」
煌斗が頷いたのを確認すると照正は急ぎ足で病室から出て行った。
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