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その日の夜です。
「お母さ~ん。お腹が痛いよ~」
レン君はお腹が痛くて眠れない様子です。
「なに?お腹が痛いの?冷えたのかしら。何か心当たりない?」
レン君は、渋々口を開きました。
「実は今日、おやつ食べる時に手を洗わなかったの」
お母さんはビックリ。
「それだわ。いつも言っているでしょ。必ず手を洗いなさいって」
「だって…」
「お母さんは意味なく言っている訳ではないのよ。ちゃんと訳があるんだから」
「ごめんなさい」
「手を洗うのはバイキンが手に付いているからなのよ。特に外から帰った時はなおさらよ。あと、うがいも忘れずにね」
「バイキン?」
「そうよ。バイキンの付いた手で物を食べると、食べ物と一緒に体に入ってくるのよ。だからお腹が痛くなったんじゃない」
「分かったよ。これからはちゃんとするよ」
「レン君のためなのよ」
にが~い、お薬を飲んで寝る事になりました。
バイキンと戦う夢を見て、眠りにつくレン君でした。
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