ともだち【い】

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「帰ろう」 ミネちゃんは夕日に背中を押され、歩き始めました。  ところがいくら歩いてもたどり着かず、迷子になってしまいました。  なんとかたどり着いたのはさっきの公園でした。 「ママ…。マリちゃん…」 「ミネちゃんが帰ってこない」 お母さんはマリちゃんに聞きました。 「マリちゃん、ミネちゃんどこに行ったか知らない?一緒しゃないの?」 どこを捜してもミネちゃんは見当たりませんでした。 「ひょっとして!」 マリちゃんはいきなり走りだしました。 「マリちゃん、心当たりがあるの?」 お母さんはマリちゃんのあとを着いて行きました。 「ミネちゃん!」 「あっママー」 「こんな遠くまで来て!マリちゃんに感謝しなさいよ」 マリちゃんは2人で来たこの公園を覚えていたのです。 「ありがとうマリちゃん。これからも一緒に遊んでね」 ミネちゃんは、いつも一緒に居るマリちゃんの存在がどれだけ大切な事なのか、改めて分かったのでした。image=170057353.jpg
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