🍙剣池【未完】

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  「……全く…。何事かと思えば…」 後頭部が魚の竹中さんが倒れていると報告され、急いで駆けつけたのだが。 何のことはない、いつものように溺れていただけだった。 …当人は溺れていないと強がっていたが。 「だって…白目むいてたんですよ。初めて見たんですよ。 こわいじゃないですか…」 「すまんな、イナフ。迷惑をかけた」 「妹子です。…まぁいいですけど。 …さ、竹中さんの無事も確認したことだし、さっさと仕事に戻りましょうバカ太子」 「バカ言うな。…もう少しここにいるぞ私は。 竹中さんとまだ遊ぶんだぃ」 「摂政でしょうがあんたは!仕事しろ!このバカが!」 「またバカって…」 しょげる太子に見かねた竹中が、妹子を諭した。 「まぁまぁ。いーじゃないかイナフ。 君もたまには仕事忘れて休みなよ」 「妹子です。…えーと…まだやること残ってますし…サボるワケには…」 「確か昨日も徹夜だったと聞いたぞ。 体壊しては何もならん。休め休め」 「んー…でも…」  
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