第一章

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ベムスターは甲高い独特な声を出すとザムシャーに向かって一気に体当たりして来た。ザムシャーはそれを横に移動してかわす。ここは宇宙空間である事は前述したのでこの戦いは常に飛行した状態で行われていると見ればイメージが湧きやすいかもしれない。 つまりザムシャーは横に飛びながら移動してベムスターの体当たりを回避したという事になる。 -こいつ…なかなか動きが速い。 ザムシャーでさえも初撃をかわすのが精一杯でとてもカウンター攻撃をしかけられるようなものではなかった。 そんなベムスターが早くもUターンして迫って来る。ザムシャーは左手を使い虎徹を引き抜くと、二本の刀をしっかりと構えてベムスターが来るのを待った。
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