ジェイ国の悪夢再び

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私は車に乗せられ、大統領府に連れて行かれた。 執務室で再び大統領・副大統領・総司令官と顔を合わせた。 まず大統領が口を開いた。 「君を呼び出したのは言うまでもない。再びジェイ国の悪夢が我が国を襲ったのだ」 私は耳を疑った。 ジェイ国が再び戦争を? 経済制裁を受け兵器を大量に持つ余裕はないはず。 副大統領が続けた。 「かつてのジェイ国は高い兵器の少数生産だった。しかしオーバー・プラス作戦の後突然大量の兵器を一気に生産しだしたのだ。これにより生産コストが下がり、小コスト大量増備を可能としたのだ」 要は自動車の大量生産と同じシステムと言うことだ。 再び大統領が語る。 「だが軍備に力を入れすぎたことで国民生活は逼迫している。国は職のない者を軍に引き入れ兵力を増やしている」 総司令官 「つまりジェイ国は60余年前の大戦争と同じことをやり我が国の領土を略奪しようと企んでいるのだ」
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