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AM10:00
洋輔はベットの上でうなだれていた。
辺りは静かで、洋輔の住むアパートも静かであった。
気のせいか鳥や動植物さえも静かな気がする。
洋輔の住む家はアパートで部屋は七畳ほどであったが家賃のわりにはいい家であった。
どこからともなく、わずかにすすり泣くような声、たまに奇声のようなものも聞こえた。
洋輔は周りから感じる冷静でない様子によって自分は妙に冷静でいられた。いや、それは洋輔に大事なものがないからなのかもしれない。
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