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一時間目、二時間目と、授業が終わっていく。 それでも、咲盛さんは、まだ来なかった。 そして、最後の七時間目の授業が始まろうとしたとき、ガラッと、前のドアが開き、咲盛さんが教室に入ってきた。 「すいません。遅くなりました」 まだちょっと、具合悪そうな顔で、申し訳なさそうに授業の担当の先生に謝った。
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