始まり告げる絶望の香り

8/17
前へ
/504ページ
次へ
奈雲「助かる、岬。」 その後、鍵を閉めて外の様子が落ち着くまでジッとする正樹と岬を含めた8人 正樹「『奴ら』は…一体なん何だ?」 奈雲「さあな。」 栗田「…ゾンビだよ。」 唐突に口をひらく一年三組の栗田 直志 正樹「ゾンビ?」 栗田「そう、ゾンビだよ。人肉を喰らう歩く死体…ロメロの映画によく出るアレだ。知ってるだろ?ロメロ。」 正樹「あ、ああ、ショーン・オブ・ザ・デッドっていう映画は見た事ある。」 栗田「それロメロじゃねーよ。…まあ、用は映画によくでる化け物だな。」 奈雲「それが今、この現実にも出ていると?」 栗田「ああ、そうだよ。お前も見たろ?原因は知らねーが…ありゃ正しくゾンビだよ。」 岬「ゾンビでも何でもいいんだけどさ…これからの事を考えた方が良くない?」
/504ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3003人が本棚に入れています
本棚に追加