始まり告げる絶望の香り

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目をカッと見開くと、阿部の頭はガクッと俯いた 奈雲「…………。」 それを見た奈雲が阿部の首筋に指を当てる 正樹「奈雲…阿部はどうしたんだい?」 奈雲「……死んでるぞ。」 岬「なっ!?」 一斉に飛び上がる7人 「ほっ本当に死んだのかっ!?」 奈雲「ま、待て!騒ぐな!『奴ら』に感づかれる!」 皆を落ち着かせる奈雲 敬守「あれ?」 敬守が何かに気付く 奈雲「どうした?」 敬守「阿部、死んでないじゃん。」 敬守が指差した方に目を向ける一同 指した方向には立ち上がった阿部の姿があった 栗田「なんだよ、驚かせやがって。早合点すんじゃねーよ、奈雲。」 栗田が阿部に近づき、肩に手を当てる
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