始まり告げる絶望の香り

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「ぎゃああああああっ!?」 そして、そのまま男性教師に噛り付いた ブチブチと音をたてて引きちぎられる筋肉と血管 「き、きゃあああぁぁぁぁぁぁぁ!?」 そこで傍にいた女性教師が叫び声をあげた その叫びに反応した授業中の生徒や教師が窓から外の様子を覗き込む 「何だよアレっ!」 「おい、あのセンコー死んでんじゃね!?」 好奇心旺盛な生徒の何人かが外に出て「奴ら」に近づいてみる …そして「奴ら」の餌になっていった ようやく事態の異常さに気付いた者達が昇降口の扉を封鎖しようとする しかし、時すでに遅く、「奴ら」は団体で校舎内に入りこんでいた
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