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闘病中のおばあちゃんの世話、私達家族の食事、おじいちゃんの食事。
お母さんが病院に居ない日は、1日としてなかった。
おばあちゃんは、どんどん悪化していく一方だった。
お見舞いに行くと、おばあちゃんは痛みと気分の悪さに顔を歪ませながら、私達には笑ってくれた。
私は、それを見るのがとても辛かった。
黙ってお見舞いに行った時も、扉の隙間から辛そうにしているおばあちゃんを見ると、それが辛くて、顔を見せずに帰ったりした。
そして、確実におばあちゃんに近付いてきている闇が怖くて、私はおばあちゃんのお見舞いに行けなくなってしまった。
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