―プロローグ―

5/7
前へ
/14ページ
次へ
(シャーリィを水に浸ける) セネル「ふぅ、これで大丈夫だな。安心したら眠くなってきた……💤💤💤……」 OYAJI「バカ者!何している!」 セネル「!!はいぃっ!いやね…寝てないぞ!ちょっとマブタが重くて閉じてただけだ!」 OYAJI「寝てたやつは大概そういうんだ! それより、お前水なんかに浸けてその女の子を殺す気か!?」 セネル「大丈夫、モウマンタイってやつだ!」 OYAJI「何がモウマンタイだ!モウマンタイなんて言葉をちゃらちゃら使うんじゃない!」 セネル「なら無問題だ!」 OYAJI「漢字に変えただけだろ!」 (シャーリィの髪が金色に光る) OYAJI「こ、これは……」 セネル「じろじろ見るな。ふぁぁ……眠い。俺は寝るぞ💤💤💤」 OYAJI「おい、……寝てしまったか……」 シャーリィ「ぅ…ん……」 OYAJI「むっ、目が覚めたようだな」 シャーリィ「きゃあ!? わ、わたしお金持ってません!それにまだ15だし……」 OYAJI「何を勘違いしている?!?」 シャーリィ「えっ、違うんですか?」 OYAJI「違う。一体どういう事か教えてくれないか?」 シャーリィ「女の子に秘密は付き物ですよ♪」 OYAJI「………。」 OYAJI「海水を浴びると体調を崩し、真水に浸かると元に戻る、だと?」 シャーリィ「はい」 OYAJI「そんな体質、初めて聞いたぞ」 シャーリィ「それはあなたが無知だからですよ」 OYAJI「……それにさっきの髪の光り方、まるで……『輝く人』そのままじゃないか!」 シャーリィ「もっとマシな名前はないんですか?」 OYAJI「内海に立ち上がった『光りの柱』、それに『輝く人』……。言い伝え通りだな」 シャーリィ「はぁ…」 OYAJI「君は一体何者なんだ?」 シャーリィ「1年9組川添珠姫……ではないですよ」 OYAJI「知っとるわ! ……質問を変えよう。何故ここにいるのだ?」 シャーリィ「それは、いきなり目の前に炊いた肉が現れて…」 OYAJI「炊いた肉?」 シャーリィ「じゃなくて、ここは一体何処なんですか?」 OYAJI「遺跡船……ここはそう呼ばれている。」 シャーリィ「船……これが?」 セネル「うわぁぁぁぁぁ!」
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

66人が本棚に入れています
本棚に追加