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「い…いや…そんなの…また血を見なきゃいけないなんて…」
「だろ?お前は、手を血で汚せる様な人間じゃない…」
彼女の頭に優しく手をおいて頭を撫で、少し俯いた後に瑠菜はふんわりと微笑み疾風に。
「考えてみな…もし…どうしても強くなりたくて…両親を殺した奴が憎くて仕方なくなったら道…覚えているだろ?また来ればいいよ…ここへ」
「うん…わかった」
「いい子だ…」
瑠菜は、疾風にそう言って優しく抱き締めてやった後、その場を立ち去った。
彼女は、軽く顔を洗わせてもらい身なりを整え玄関の前に立ち弥生と大和に挨拶を交わして櫻木の家を出ていった。
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