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あれから4年、櫻木の家には行っておらず、弥生と瑠菜にも会っていない…今思えばアレこそ夢だったのでは?と思うようになりはじめていた。
疾風は、祖母と祖父に引き取られ平凡な毎日を過ごしているそんなある日…
近所の家には、強盗が入ったらしく一家全員が死んでいるのを隣に住んでいたお姉さんが発見したらしい…凶器は刃物、ナイフのようなもので無数に傷つけられたと考えられるようだ。
周りの人たちは、恐怖と悲しみに満ちた顔を浮かべ口々に『いい人達だったのに』等と言って涙を目に浮かべている。そんな様子を見て祖母と祖父は、彼女に。
『疾風は、可愛いからのぉ…襲われぬよう気を付けるんじゃぞ』
『そうじゃよ』
「うん、気を付けるよお祖父ちゃん、お祖母ちゃん」
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