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荷物を持って行き着いた先は櫻木の家…疾風は、呼び鈴を探したが見つからず途方に暮れていると大きな木製の扉が1人でに開いた。
「入って良いんだね」
唾をゴクリと飲み込んで門をくぐり母屋の方へと歩みを進めていくと黒の着物がよく似合う白髪の男性がまるで来ることが解っていたかのように立っていた。
疾風は、彼に向かい一礼をした後口を開こうとしたのだが先に大和が少しため息をついて口を開いた。
「ここへ来てしまわれたのですね…ここがどのような所かご存知ですか?」
「解っています…ここは、暗殺者を育てると同時に居場所を与える所でしょ?」
「そうです…貴方にその覚悟がお有りですか?」
「はい…あります…だから私はココへ来たのです…強くなるために…」
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