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「そうですか…ではこちらへ…」
大和が手を差し出すと疾風は、その手を取り履き物を脱ぎ室内に案内された。
部屋は、和室で井草の香がふんわりと漂い、掛け軸には鶴が描かれている。
彼は、藍色の座布団を出しにっこりと微笑み彼女に座るよう促して自分も座っり疾風を見つめて大和は、ゆっくりと口を開いた。
「強くなりたいと言いましたね…どのように…疾風は強くなりたいのですか?」
「私は…大切な人を守りぬく為に力が欲しいのです…精神力や体力などが…欲しいのです…」
「なるほど…ですがココは一度入れば日の当たる場所にはあまり出れませんよ?それでも構いませんか?」
「構いません…今手段を選んでいたらいつか全て失いますから…」
「解りました…そこまでの覚悟が出来ているのでしたら…暗殺者になるという契約と魔力解放の契約を結びましょう」
「ありがとうございます!」
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