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「では、さっそく」
大和が立ち上がり座っている疾風に手を差し伸べ微笑み彼女がその手を取ると彼は、疾風に。
「行きましょう…儀式の間へ」
「はい」
「魔力解放の儀式は指輪をはめるだけで済みますが…暗殺者の契約は、血判つまり…疾風の親指を自らの血で濡らして契約書に押して頂く形になります」
「解りました」
着いた先は地下、床には幾何学模様の様なものがたくさん白いチョークで描かれている。
大和が扉を閉めると蝋燭に灯りが灯ってゆく…疾風は、幾何学模様が描いている円の中心に連れていかれ…彼が手を話したのを確認してから周りを見渡し大和に。
「ここが…儀式の間?」
「そうですよ」
「もっと…煌びやかな所で契約するのかと…」
「そうですね、そうしたいのですが…櫻木家には他の所に比べてお金は、武器や設備に使っているんです」
「そうなんですか」
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