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「はい、では…まず暗殺者の契約から」
大和は懐から契約書とナイフを取り出し疾風の親指に軽く押しあて彼女に
「痛くですからねぇ、痛くない痛くない」
おまじないを掛けるように優しく微笑みながら良いチクリと疾風の親指を刺した。
じわじわとルビーの様に赤く美しい血が滲み親指の平に広がってゆく…その指を契約書に押し付け大和は、サインをするように言い彼女は、サインをし暗殺者の契約は終わって彼は、軽く疾風の頭に手を置き優しく微笑み彼女に。
「後は、魔力解放だけですさぁ…左手を出して」
「こ…こうですか?」
疾風が左手を差し出すと大和は、彼女の中指に銀のリングをはめた。すると、水晶の様に透き通っていた石が緑色へと色を変えた。
「疾風は、風の力にズバ抜けいますね…」
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