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疾風が声を上げたのに驚いた暁は、彼女にの前を覗き込む様に見るとそこには長い絹糸のような艶のある髪を持つ赤目の少年だった。
「ひ…久しぶりです!?瑠菜さん…」
「…久しぶりだな」
「隣の部屋をあてがわれたんです…」
「ふーん、つか…俺達タメなんだから敬語使うの止めろ…苦手なんだよ使われるの…」
「うん!!」
「瑠菜が起きているなんて珍しいね♪」
疾風は、突然上から声が降ってきたのに驚き後ろを振り返るとにこにこと笑顔を浮かべる暁の姿がすぐ後ろにあった。
「別に…風呂に入りたくなって今起きたところ…暁こそ珍しいな…夜に仕事してるのに起きているとは」
「うん?夜のお仕事は、昨日お休みだったんだよ…お陰でゆっくりできた♪」
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