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二人が振り向くとそこには大和が立っていた。
そして、疾風に向かって手招きをして呼んだ。
「何ですか?大和さん」
「つい先ほど、疾風を指導してもらう者が決まったので呼びに来たのです。」
「もう、決まったのですか!?」
「はい、その者が待っている部屋に案内しますので付いてきてください。」
「わかりました。」
疾風は、弥生に「また後で」と手を振り彼の後に付いていった。
大和に案内されたのは、皆がくつろいでいる居間の一画にあるソファーと小さな硝子テーブルが置いている所だった。
遠くから見ても解るほどの綺麗な銀の髪に見覚えがあった。
まさかと思い疾風は、彼にその人物が座っているだろうソファーを指差し訊ねた。
「あの…あそこに座っている人ですか?私の師匠になってくれる人は…」
「はい、そうですよ」
「そ…そうですか…」
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