銀髪の師匠

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ため息を吐き肩を落としている彼女に大和は、疑問を感じたが今は無視して疾風が指差した場所へと向かった。 「失礼します」と一言彼は銀の髪の持ち主に声を掛けて向かい合わせに座り疾風は大和の隣に腰を下ろした。 すると、銀髪の人は彼女に気が付き苦笑いを浮かべ頬を掻いて疾風に 「俺が疾風ちゃんの師匠になりました。よろしく」 「よ…よろしくお願いします…」 先程の温泉の事もあり上手く笑えてないのは彼女自身も解るほどだった。 「では、後は二人で話し合いをしてください」 にっこりと二人に笑顔を向けて去っていく大和を置いていかないで!?と目で訴えるように見つめたがそれも意味なく彼の背は、廊下を曲がり見えなくなってしまった。
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