回りだした時の歯車

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長い長い道のりをただひたすらに歩き続け…着いた先は古い大きな和風のお屋敷。 瑠菜は、大きな木製の扉に片手を軽く置くと扉が開いきお屋敷に続く道には、灯籠が点々と等感覚に置いてありとても風情がある。 石畳の細い道を三人で歩いていると母屋の玄関では、長い白髪で歳は20後半くらいのお兄さんが浴衣姿で立っていて三人が目の前まで歩いていくと彼は、にっこりと優しく微笑み 「おかえりなさい弥生、瑠菜」 「ただいま帰りました大和さん」 「ただいまぁ」 二人が白髪の男性に挨拶をした後、ふと弥生の後ろを覗き込むと小さく震えている少女がいたので、にっこりと彼は微笑んで怯えている疾風の頭に手を乗せて。 「こんにちは、僕は櫻木大和(サクラギヤマト)と言ってこの家の主人をしています。貴方は?」 「わ…私は…草薙疾風…」 「疾風ちゃんか、良い名前だね」
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