一匹目

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「えぐっえぐっ。」 …子供の泣き声(すすり泣き?)が聞こえてきた。 しかし、辺りには人はおろか影さえ見えない。 嫌な想像しつつ上を見てみる。 が、誰も居ない。 落ちてきそうな気もしない。 「…?」 少し怖くなってしまった。 早めに立ち去ろうとしてペダルに足をかけた。 その何のへんてつのない行動をしようと足を思いっきり下ろした時だ。
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