一匹目

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また自分の世界に入ったシャロンから目をそらそうと俺は何気なく後ろを向いた。 すると… 「…あれ?」 「で… ? どうしたのですぅ?」 「道が…無くなってる…。」 「ふぁ?」 確かに道は無くなっていた。 後ろにあったのは… 壁だった。 「な、何で壁があるのですぅ!?」 「知らねぇよ! 俺が聞きたいくら…い…」 この時、俺達は衝撃的な光景を見た。 「ひぃっ!? か、壁が…」 「迫ってきてる…!?」 そう、こうして驚いている間にも壁はマラソン選手に選ばれたような人のような速さでどんどん迫ってきていた。
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