変態はやっぱり変態

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「‥‥何で‥」 「ん?」 「‥何で俺なんだよ」 ずっと気になってた疑問 今まで聞くに聞けなかった質問 頭に浮かんでは沈めた思考 こいつの目を見ていたら いつの間にか口にしていた 「‥覚えてない?一年前、電車で。助けてくれたのすっげー嬉しかった」 一年前? 電車? 助けた? あっ! キーワードがパズルの様に合わさるとその時の光景が思い出される 「あーーー!あの変質者?!」 「うわっ、酷くね?」 「げっ!あれって、お前かよ。ぜって~大学生か年上の兄ちゃんだと思ってた。くそっ、敬語で話して損した~」 「えっ?そこ?」 「あ゙ーーちくしょ~!俺が助けなければ、お前に付き纏われる事もなかったのかよ!過去の俺殴りてェ!」
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