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「あれやんのか?昨日教わったばっかりじゃねぇか!」
「俺はもう八歳の頃に出来てたから問題無し!」
「あっそ!バーカ!」
「なんで俺怒られるんだよ!いいからさっさと掴まれ!」
しぶしぶスルギはセイの腰辺りに腕を回す。言っておくがそっちの気があるわけでは無い。断じて無い。
「火の魔力よ、ここに集いて羽ばたけ!《火燕》(カエン)!」
世界を司る五行の内、
火の力がセイの肩に集中する。魔力が弾けて、光を発する。
次の瞬間、セイの肩からは火で出来た翼が生えていた。
「じゃあスルギ、飛ばすぜ?」
「了解!」
セイは空高くへと飛翔した。
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