問答無用の最弱

4/8
前へ
/112ページ
次へ
「あれやんのか?昨日教わったばっかりじゃねぇか!」 「俺はもう八歳の頃に出来てたから問題無し!」 「あっそ!バーカ!」 「なんで俺怒られるんだよ!いいからさっさと掴まれ!」 しぶしぶスルギはセイの腰辺りに腕を回す。言っておくがそっちの気があるわけでは無い。断じて無い。 「火の魔力よ、ここに集いて羽ばたけ!《火燕》(カエン)!」 世界を司る五行の内、 火の力がセイの肩に集中する。魔力が弾けて、光を発する。 次の瞬間、セイの肩からは火で出来た翼が生えていた。 「じゃあスルギ、飛ばすぜ?」 「了解!」 セイは空高くへと飛翔した。
/112ページ

最初のコメントを投稿しよう!

235人が本棚に入れています
本棚に追加