21人が本棚に入れています
本棚に追加
/44ページ
⑯時⑤⑤分……o
唯は⑤分早くに着いたo
何から話たら良いかなぁo
気まずくなったらどうしよぅ……o
頭の中は瞬でいっぱいo
嫌われたくない……o
ずっと一緒にいたい……o
心の中で何回も叫んだo
何回も……何回も………o
瞬:「………唯…」
瞬が来た……o
何故か麻衣子も一緒に……o
唯は動揺を隠せない……o
瞬:「呼び出してごめんな……どうしてもお前に話さなきゃいけないコトがあってさぁ………」
重い空気が③人を包む……o
唯:「……何…!?話って……」
唯はおもいきって聞いたo
瞬:「……うん……あのさ…俺と別れてほしいんだ……」
唯は瞬きを忘れたo
唯:「…えっ……冗談でしょ…!?」
信じたくない……o
そんなの信じたくない……o
嘘って言って……嘘って言ってょ……o
瞬:「冗談じゃないよ…本気……」
唯:「なんで!??理由言ってょ……あたしダメなトコ全部直すから……」
瞬:「………唯はそのままで良いよ…」
唯:「…じゃぁなんで…!??」
唯は溢れそうになっている涙を必死に堪えたo
瞬:「……実は…麻衣子が好きなんだ……」
唯:「……えっ……」
唯は固まったo
瞬:「……それと…麻衣子のお腹に…俺の子がいるんだ……」
唯は頭の中が真っ白になった……o
何も考えれない……o
唯:「……何ヵ月…!??」
そんな頭で…やっと出た言葉だった……o
麻衣子:「………④ヶ月…」
唯:「……産むの…!?」
麻衣子:「……うん…産んで育てる……」
唯:「…簡単なコトじゃないの…わかってるよねぇ……!?」
麻衣子:「……あたし…大学諦める…諦めてこの子のママになる…」
唯は…麻衣子が本気なんだと悟ったo
瞬も…決まっていた専門学校を諦めて就職するらしい…o
そして……o
唯は……瞬を諦めたo
皆、それぞれ何か諦めて……o
唯の初恋……o
この恋の結末がこうなろうとは……o
誰も予測していなかっただろう……o
この後のコトはあまり記憶がない……o
ただ…気付くと………o
唯は走り出していた……o
最初のコメントを投稿しよう!