禁忌の者

9/13
前へ
/19ページ
次へ
イルはその中の一つの機械に触れながら呟いた。 「――まだ機能してる……。誰か人がいるみたいだね……」 「あぁ。だからこいつらが出てきたんだろ……?」 エイザは出入り口の方を向きながら言った。そこには様々なキメラがいた。 「すごい種類だね……」 「――ん?あのタイプのキメラは……?」 エイザは一匹のキメラに目をやった。 そのキメラは顔はライオンだが背に鴉の羽があり、尻尾は魚の尾のような物が付いていた。 「――あのタイプのキメラは確か[リエンズ=タクロス]のキメラだよね……?」 「あぁ。あいつ生きてたんだな……」 「さっさと終わらせよ!!」 「分かってるよ!!」 2人はキメラをどんどん倒していった。しばらく経つと2人以外にその場に立っていた。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加