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ルキとレナモンは、近くの神社に来ていた。
レナモン「…ルキ」
ルキ「何?」
レナモン「あの…私は姿を隠さなくていいの?」
レナモンは普段なら、姿を消しているが、今日はルキの言いつけで姿を隠さずにいた。だが、人とすれ違う度に凝視されるので、 ルキに悪いと思い声をかけたが…。
ルキ「いいの‼絶対に姿を消さないでよ‼」
レナモン「…わかった」
ルキが、こう言うのは何か訳があると思い、レナモンは渋々頷く。少し歩くと、少し木が茂った所に出た。
ルキ「…ねえ、レナモン?」
レナモン「何?ルキ」
ルキ「…もう、何処へも行かないでね」
レナモンに背を向けながら、レナモンの首に腕をまわす。
レナモン「ルルルルキ⁉////」
突然の事にレナモンは動揺する。
ルキ「…寂しかったんだからね」
レナモン「ああ…もう、ルキを寂しがらせはしない」
レナモンも『大丈夫』というように、ルキを抱く。この数分後に、二人は家に帰った。二人が抱き合っている間の時間は短いものの、二人にとっては、この一日で一番長いものとなった…
完
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