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次の日の朝。
目覚めた俺は、寝室にいる梨花の元に行った。
コンコンー
一応、ノックはする。これでも、礼儀ぐらいは知っているつもりだ。
「おい、起きてんのか?」
「…………………」
返事が無い。
まだ眠っているようだ。
腹が減っていた俺は、台所へ向かい、冷蔵庫を開けた。
まぁ、人様の家の冷蔵庫を勝手に開けるのは、礼儀を知る俺としては少し気になったが、背に腹は代えられん、という武士道に乗っ取った形だ。
武士道関係ねえか。
「お、ちゃんと食材を揃えてんだな…」
冷蔵庫の中は、意外といろいろな調味料や食材がきちんと整頓され入っていた。
俺は、その中からトマトなどの野菜を取り出して、調理を始めた。
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