ボロボロな自分。

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  朝食を食べ終え、食器を片付ける律儀な俺。 「じゃぁ、そろそろ帰るな」 「えっ?帰っちゃうの?」 梨花は、寂しそうな顔を俺に向けて訴えた。 「当たり前だろ?」 いつまでもここにいるつもりは無い。 それに何より、この後お仕事なんだよ。 「そっか…」 「なんだ?まだいて欲しいのか?」 「う…うん」 照れくさいのか、頬を赤く染めて俯いた梨花。 「知るか、帰る」 「えぇっ?そこは男の優しさってヤツを発揮するんじゃないの?!」 「俺、天の邪鬼だから」 「じゃぁ、さっさと帰って?」 今度はニコッと微笑んで俺に語りかけてくる梨花。俺もそれに答えるように笑顔を作り梨花に言った。 「じゃ、帰るわ」 「えぇっ?!ちょっと!!」 俺は、涙ぐむ梨花を放って外に出た。  
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