ボロボロな自分。

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  俺の顔をペタペタと触る馬鹿女梨花。 表情を見ると、心配してくれているみたいだな。 「あんま触んなよ、痛ぇから」 「綺麗な顔…」 ペシン 俺は、梨花にデコピンを食らわした。 「った!何するのさ?」 「普通、傷の心配をすんだろが」 「あ、ごめんごめん。で、なんでこんな怪我してるの?」 「あぁ、この前相手した客がソッチの人の女だったみたいでさ。報復…ってヤツかな」 ふーっ 俺は、再び煙草を口にする。少し、口が痛いな。 「客?」 「お前も買うか?クラスメート価格で一晩2万にまけてやるよ?」 と、俺は自分の名刺を渡した。名前は無く、書いてあるのは飛ばしの携帯番号とアドレス。 あと「Time tames the strongest grief」と書いてあるだけ。 「はっ?え…、アンタまさか…」 俺は、売り(自称ホスト)をやっている。 学校の中では、知っているのは2人だけだ。 梨花は驚いた顔で突然叫んだ。 「煙草なんか吸っちゃダメでしょッ?!」 うん、馬鹿だね。  
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