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 客間もとても広く知識の無い私でも、家具や飾られた物一つ一つが高級品だと分かる。       『どうぞ』        彼女が勧める温かな湯気が揺らぐ紅茶を一口。       美味しい!!       『ふふっ、気に入って下さって良かったです』        美味しい紅茶に安らぐ美緒ちゃんの笑顔。        …………惚れるね!!        『さて、依頼の件だが……』        美緒ちゃんが緊張した表情でコクリと頷く。       『ストーカーでは無く生霊です』   『い、生霊……』        少し驚いて悲しげな表情になる。       『心当たりがあるんですね??』
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