33人が本棚に入れています
本棚に追加
父はこちらを見る事もなく呟いた。
「もう終わりだ…」
母が悲壮な顔で説明した。
「軍からアイシアを引き渡せと通知がきたのよ…。」
「そんなっ!どうして!?」
私はテーブルを強く叩いた。
母は泣きながら呟いた…。
「危険な研究だと言われて国家反逆罪に問われてるの…。あんたが大人しく戻さないから私達の人生も終わりよ…。もうすぐ軍の人が来るから渡して頂戴…。」
そんな…軍が来るなんて…。
どうしたらいいの…?
最初のコメントを投稿しよう!