第三章

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父はこちらを見る事もなく呟いた。 「もう終わりだ…」 母が悲壮な顔で説明した。 「軍からアイシアを引き渡せと通知がきたのよ…。」 「そんなっ!どうして!?」 私はテーブルを強く叩いた。 母は泣きながら呟いた…。 「危険な研究だと言われて国家反逆罪に問われてるの…。あんたが大人しく戻さないから私達の人生も終わりよ…。もうすぐ軍の人が来るから渡して頂戴…。」 そんな…軍が来るなんて…。 どうしたらいいの…?
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