第四章

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「ポイント16からの定時連絡がない。呼びかけにも全く応答がありません!」 それを聞くとゲインはニヤリと笑い 「ようやく来たか…。暇つぶしに相手してきてやるか…」 そう言うと席を立った。 「なかなか面白い奴らが来たな…」 スレインが監視カメラの映像をプリントアウトして持ってきた。 「コイツは…白い家の部隊じゃないな…。ワンダーエッグの連中か!!コイツは面白くなってきたぜ!」 ワンダーエッグというのはどこの国にも属さない独自のテロ対策傭兵部隊だ。 なかなかの手練れが集まっていると噂される幻の部隊だ。 スレインが口を開く。 「そういう事だ。相手は3人だ。お前達…頼んだぞ」 デュポンはゆっくり腰を上げると 「やれやれ…老体に鞭打ってやるとするかの…」 そうして私達の闘いが始まった。
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