第四章

12/23
前へ
/285ページ
次へ
外は吹雪だった…。 視界は非常に悪い。 木の陰に隠れ待ち伏せる…。 新兵器の場所へ行くには必ずここを通らなければならない。 「私に優位な場所ね…」 しばらくする300m先のドアが開き二人の人影が出てきた…。 スナイパーとサブマシンガンの二人。 近づかれると面倒なサブマシンガンに狙いをつける…。 …………。 今だ! 引き金を引く瞬間スナイパーの男が庇った。 「姐さん危ない!」 「この距離で気づかれた!?なかなかやるようね…」 こちらに向かってサブマシンガンを乱射してくるが当たる気配は無い…。 普通ならこの視界だと見えなくて当然だ。 あのスナイパーが凄いのだろう…。 ミニスカートの裾を少し破り木の陰からそっと出してみる…。 チュイン!! 正確に貫いてきた…。 これはデュポンもやられるのも納得の腕前だ…。 「仕方ない…本気で行くしかないようね…」 私は上着を一枚脱ぎ木にかけた…。
/285ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33人が本棚に入れています
本棚に追加