第四章

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ピンッ! 吹雪の中…トッドに銃を構えた私の耳に何かが外れる音が入ってきた。 この音は…手榴弾!!マズい! 私は後方へ跳び直撃は免れたが… ドゴォォォン!! 爆風で飛ばさてしまった。 雪がクッションになりダメージは…無い! 「大丈夫か!?トッド!」 「眞人!あぁ…助かった…。気をつけろ。ただのスナイパーじゃないぞ…」 「よし…俺にまかせろ!」 二人のやり取りが聞こえた後、眞人という兵士が銃を撃ちながら近づいてきた。 正確な射撃と度胸の良さ…。 そして状況判断も的確だ…。 こういう相手が一番厄介ね…。 「よくゲインを倒せたわね!」 私が声をかけても眞人は着実に近づきながら 「おとなしく投降すれば命までは奪わない!」 揺さぶりも効かないか…。 真っ向勝負しかないけど私には勝てないわね…。
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