第四章

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「あなたは…誰?」 男はニコッと笑うと優しく語りかけた…。 「私はセアトだよ。今はセトって言う名前になってるけどね♪」 「どういう事…?」 私はセトという男から今までの説明を受けた…。 あの事件の後に転生した事…。 妖魔の事…。 この世界の現状とこの世の全てを無に帰す計画の進行状況…。 にわかには信じられない内容だったが死んだはずの私が今もこうして生きている現実…。 そして何より彼から溢れ出る優しさがセアト本人だと確信できた…。 私はセアトに気になる事を質問した。 「ねぇセアト。私はなぜ生きてるのかしら?」
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