プロローグ

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僕は軍人でも何でもない。 僕はスラムに生まれ、母親と妹と3人で暮らしていた…。 ずっと貧しく争いの絶えない街だった…。 環境を怨んだ…母親を怨んだ…生まれてきた事を呪った…。 あるとき母親が倒れた…。 食べる物もなく死を待つだけだった…。 そんな時、妹が僕に言ったんだ…。 「兄ちゃん…これ…」 妹の手に三日月のペンダントが…。 「お前…これどうしたんだ…」 妹はニッコリ微笑むと 「少しずつ貯めたの。兄ちゃんが幸せになるように…」
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