プロローグ

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「こんばんは♪」 少女は笑顔で挨拶してきた…。 15歳くらいの少女…。 ゴスロリのような黒いドレスに白く輝くプラチナのような長い髪…。 美しくも可愛いとは彼女のような事を言うのだろう…。 透き通った綺麗な声に天使のような微笑み…。 皆、みとれていた…。 呆気にとられていた…。 「!!!!!!」 この部屋の中にとてつもない異臭が蔓延している! あまりに強烈な臭いに我に返ると同時に吐き気が…。 「オェェェェェ!!」 吐いてしまった…。他のメンバーも何名か吐いている…。 気が付くと、右から左へ水が流れている。足首くらいの深さで、嘔吐物も跡形も無く水路に流されていく…。 不思議な空間だった…。 しかし、冷静に考えてみるとこの臭いは…。 足元の水が引いていった時…メンバーの一人が叫んだ! 「血の臭いだ!!」 皆の顔が青ざめる…。 「間違いない!奴だ!!撃て!!」 隊長が少女に向けてマシンガンの引き金を引いた…。
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