プロローグ

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河川敷に1人で座ってる男の子に声をかける髪の長い女の子 「あなたはだぁれ?」 その質問に男の子が答えた 「ぼくは…わからない」 「あたしはゆうか。なまえはわかる?たてる?」 なんの不信感もなく男の子に手を差し延べる それに応えるように男の子は差し延べられた手をとる 「ゆうかのおとおとになる!」 「ほんとに!?…やったぁ!おとおとができた!」 パァッと明るい表情になり飛び跳ねて喜ぶ女の子 「裕樺ぁ?帰るよ?」 「はぁい!」 男の子の手を握り締め母親の元へ走り出す 「あたしたちきょうだいだね!」 「うん!」 遠い遠い昔の記憶 今は覚えてない小さい頃の記憶 _
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