人生最大の誤算と大悪魔

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 眼鏡をずらして、黒いオーラ満開の真一に香茅は自分の不運さを嘆いた。 「先生。見逃し」 「嫌だね。こーんな良いカモ逃がす訳ねーだろ? ちょっと、今面倒な事に巻き込まれて困ってたんだ。そこからの脱出を手伝って貰う」 「はい? 面倒って、そんなの私も嫌」  真一は首を横に振る香茅をギロリと睨む。  威圧的な目に香茅は言葉が出て来なかった。
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