人生最大の誤算と大悪魔

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「来い」  真一はジャケットを脱ぎ捨て香茅を掴んだ手に力を入れて香茅を引き摺る。その先には竹の間があった。 「良いか? 余計な事言ったら地獄を見せるからな……?」  真一は香茅に念を押した。勿論、香茅は口にチャックをした。 「良い子だ。役目を果たせたら学校にはアルバイトの件を黙っていてやる」  そう言ってから真一は襖を開けた。
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