3513人が本棚に入れています
本棚に追加
/107ページ
とある自衛隊基地は山の麓に位置し、車で片道20分くらいのところにある。
基地には寮もあるが、通勤する者も多く、送迎バスを運行している。
しかし、その車内では必ず人数が一人増えるという。
ある時バスの運転手は、最後の三人が降りていく人数が一人多いのに気が付いた。
四人目はなぜか自動小銃(今で言うコッキング式ハンドガン)を肩からさげており、旧軍のブーツを履いていた。
そして、基地建設とは逆の方向に消えていったという。
最初のコメントを投稿しよう!