輝く宝物

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アタシが入院していたのは、皮肉にも大好きだった歌舞伎町の久保田病院だった。 手続きを済ませ泣き腫らした目を抱え、病院を後にする。 歌舞伎町の空気をいっぱい吹い込みながら歩いて帰った。 歩き慣れた道、見慣れた風景…。 でももう泣かない。 さよならの涙は全て病院で流したから。 大好きな歌舞伎町、大好きな楓。 こんなアタシを輝かせてくれたね。 またいつか会える日まで頑張るよ。
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