誕生日と恋

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店に着き、いつものように鏡月のストレートティー割りを飲む。 ―楓、好きなの飲んでいいんだからね? ―うん。俺これ好きだよ? (優しいんだから…。) 普通お客さんにお金を使わせるために、自分やヘルプで高いお酒をガバガバ飲むはずなのに。 楓はアタシと同じ物を、ゆっくり飲んでくれる。 ―奈月、なんか今日元気ないね? ―そうかな? いつもはお客さんにこんな事言われた!とかって愚痴ってたけど、今日は別だった。
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