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でも、好きな人へのプレゼントを考えてる時間って楽しい。
相手の喜ぶ顔が見たいから、自分の物を選ぶより一生懸命考える。
そのせいでのぼせそうになって、お風呂を出て髪を拭きながら壁の掛け時計を見た。
(2時50分…もう3時になるな。)
そこで髪を拭く手が止まりハッとするアタシ。
(時計…!腕時計は?)
楓が腕時計してるのを見た事なくて、聞いた事あったっけ。
―楓、腕時計しないの?
―うん…前にしてたやつ壊れてから、なかなか買いに行く暇なくてさ。
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