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だけど、彼には重過ぎる思いに耐えられなかったのか、以前からそうだったのかわからないけれど、私を喜ばせる『嘘』を重ねるようになった…。『親に逢いに行こう』とか『この日に籍を入れよう』とか…。私はその日が来る迄、ドキドキ、ワクワクしながら待っていたけれど、当日には連絡が取れない!『裏切られた』私は、見捨てられたような悲しみと、裏切った事に対する怒りを、また自分自身の体にぶつけた…。暫くすると、また彼からの連絡…。嘘だとわかっている言い訳を聞き、怒りを抑え彼を受け入れる。何度も何度もそんな事を繰り返す度、体と心がボロボロになって行った。どうして、彼と別れなかったのかわからない。一人になるのが怖かったのか、信じたかったのか…愛していたのか…
わからない…それは今になっても、変わらない…わからない。
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