19人が本棚に入れています
本棚に追加
私は精神障害者の2級保持者だ。今でも自分が精神障害者だとゆう事を受け止められずにいる。
始まりがいつだったのか自分でもわからない。
もともと、胃腸が弱かったけれど、あまりの胃痛と水のような下痢で内科へ行ったのが、きっかけだった。
「一度ここへ行きなさい」と渡された紹介状には、〇〇病院、神経内科と書かれていた。神経内科とゆうところが、どうゆうところなのかわからないまま、紹介状を手に病院へ行き、初めてそこが、普通でない事に気付いた。
『帰ろうか…』
まごまごしているうちに名前を呼ばれた。『嫌なら次から来なければいいんだ』そう思って診察室へ入った。 そこには、ニコッと優しい目をした中年の男のドクターが座ってた。紹介状から目を離し私を見て「長い間大変やったね。もっと早くここに来てたら、楽やったのに」 私は必死で涙を堪えた。
今迄、誰もわかってくれなかった。『怠け者』『我が儘病』『ヒステリック』そんなレッテルを貼られていただけに、やっと理解者に会えたと思うと堪らなく泣きそうになった。
最初のコメントを投稿しよう!